作ろう、遊ぼう、調べよう

作ろう、遊ぼう、調べよう

季節行事で楽しもう!そうめん流しとひもくじ

堀田カッツマン倫子

日本語キッズグループ NAKAMA Kassel』主宰の堀田カッツマン倫子さんに、家族みんなで楽しめる季節行事をご紹介いただきました。

 

こんにちは。『日本語キッズグループ “NAKAMA Kassel”』は2018年から活動を始め、気づけば早7年。知り合った日本人のママさんたちと子どもたちが、気兼ねなく一緒に遊べる場所が作れたらなぁと、近くの教会に相談してお部屋を借りたのがはじまりです。最初から来ていた子どもたちも大きくなり、いまは0〜4歳のチビッコグループ、5歳以上の子どもたちによる自習グループに分かれて、月に一回ずつ1時間のプログラムで活動しています。

年齢を問わずみんなでできる活動としては、ピクニック、夏祭りでは毎年大人気の流しそうめん、クリスマス付近ではクリスマス会と称しておもちつきを行っています。器用な保護者の方々のご協力のもと、子どもたちは日本でもなかなかできない体験ができるので、季節の行事は子どもたちも大人たちもみんな楽しみにしています。

ここでは、これからの夏に向けて、夏の行事の中から活動をシェアします。

本物の竹で流しそうめん

流しそうめんは、本格的に竹を半分に割ったものをKabelbinderでつなぎ合わせて、水と一緒にそうめんを流します。ホースで繋げられる水道が近くにあればいいのですが、いかんせんそれがないので、大きなジョウロを2つ使ってお水をちょろちょろと流しています。持つ係は、大抵お父さんが交代でやってくれています。流す先にはバケツとザルと設置して、流れてきたそうめんを受けるようにしておきます。竹はBaumarktで買えます。

お箸とおわんは各自持ってきてもらい、こちらで用意したつゆをおわんにいれて、竹の横に子どもたちが立ったら、流しそうめんスタート!どうしても食べたい子どもたち、おはしでそうめんをせき止めてなんとしてでも食べようとします。まだおはしがうまく使えない子は、ザルに流れ落ちてきたそうめんを手で食べたりと見ていて微笑ましいです。

そうめんを流したあとは、竹の滑り台を利用して「スーパーボールキャッチ」もできます。大きい子たちはお箸を使って、小さい子たちは手で、すごいスピードで転がるスーパーボールを捕まえます。他にも、日本の夏祭りの雰囲気を少しでも味わってもらおうと、昨年は「ひもくじ」を行いました。

ひもくじ

1.景品(おかしなど)、景品の数のひも(80cm程度)、キッチンペーパーの芯を用意する

2.紐の先に景品をくくりつける。セロテープでくっつけても良い。そのひもを、キッチンペーパーの芯にすべて通しておく

3.小さい子たちから順番に、ひもを一本だけひっぱるよう伝える

4.景品が動いた時点で、景品確定!

【ひとことアドバイス】

・始まる前に、「お友達と交換することもできるからね」と声をかけておく。

・終わったあとは「交換したかったら、『とりかえてくれる?』って頼んでごらん。いいよって言ってくれたら交換してもいいよ〜」と聞き方まで伝えておくと、子どもたちが自主的に交換し始めるのでオススメ。

・ひもくじを準備している段階で集まってくる子どもたちには、ひもを景品にくっつける、ひもをキッチンペーパーの芯に通すなど、簡単な作業を手伝ってもらうとよい。

・ひもは麻ひもを使ったが、ひっぱりにくいので、多少つるつるした感触のひもがよい。

景品は見えるようになっているので、子どもたちは「あれがほしい!」とくじを引く前から目星をつけているようで、自分が景品を取ったあとでも誰がなにをもらうのか、興味津々で最後まで見守っています。景品は、ドギツイ色のお菓子やクッキーなど、子供が面白がりそうなものを用意。ベジタリアンの子もいるので、グミはなるべく避けるようにしています。

行事で大切なことはみんなの交流

季節の行事では、なるべく子供も大人も自主的にお互いコンタクトを取れるよう、ゲームや作業を工夫しています。夏祭りでは、他にも「フランクフルト」と称してBratwurstに竹串を刺して焼いたもの(電気グリルで焼きます)も大人気。そしてその周りには、日本語を話さないパパさんたちが集ってビールを飲んでいることが多いですね(笑)。豚肉を食べない人には各自用意してくださるようお願いして、焼くときは一番最初に焼いています。

ひと家族ごとにお菓子やお料理の持ち寄りもお願いしているので、「これは◯◯さんの?」「どうやって作るの?」など、親同士の会話のきっかけにもなっています。

今年の夏祭りでは、そうめんとフランクフルトの他に、大きなシャボン玉作りを考え中です。

これからも、子供だけでなく大人同士も、互いに刺激をもらい合い、日本の文化、そして日本語を継承していく自由であたたかな場として、長く活動を続けていきたいです。

 


堀田カッツマン 倫子(Michiko HOTTA-KATZMANN)

愛知県立芸術大学・大学院修了。声楽を学ぶ。ウィーンに留学したことをきっかけにようやくドイツ語を学び始める。結婚を機に2015年よりカッセル在住。息子たちは4歳と9歳。長男が2歳のとき ”NAKAMA” 立ち上げ。プライベートではソプラノ歌手、継承語講師として活動しつつ、月二回、年齢に合わせたキッズグループの活動を行っている。子どもたちとは日本語、夫と子どもたちはドイツ語で話す。

最新のエッセイ