ケルン日本文化会館

2015年~2017年 ケルン日本文化会館主催の継承語関係ワークショップとセミナー

国際交流基金ケルン日本文化会館が「チーム・もっとつなぐ」のメンバーと最初にワークショップを開催したのは、2015年9月のワークショップ「こどもCando」でした。「チーム・もっとつなぐ」アドバイザーである奥村三菜子氏を講師にお迎えし、複言語キッズの多種多様な〈言語能力〉と〈言語活動〉の実態に目をむけ、子どもたちの今「できること」・近い将来「できるようになってほしいこと」について具体的な「Can Do」をリストアップしていきました。

詳しくは本ワークショップ報告書、資料各種をご覧ください。

●講義 資料 配布物

●ワークショップ 資料 配布物

 

そのほか、当館主催で、2015年10月には、野山広氏(国立国語研究所日本語教育研究・情報センター)をお迎えし、「複言語・複文化環境に生きる子どもとことばの教育- 継承語の重要性,可能性を バイリンガル教育の観点から考える-」と題してセミナーを開催しました。子どもを取り巻く環境を整えていくために「関わる大人として何ができるか」、「どのような工夫やネットワークが必要なのか」などについて、グループワークを通して考えました。

当日のスライドや資料は以下からご覧になれます。

●当日スライドはこちら

●配布資料はこちら   

 


また、2017年9月には、三宅 和子氏(東洋大学文学部日本文学文化学科・大学院文学研究科)が「私の日本語・子どもの日本語―国際結婚家庭における選択とアイデンティティ」と題して講義をしてくださいました。「自己のアイデンティティと深くかかわる日本語。そのことばを継承させたいと思うのはなぜか。そして、子どもにとって日本語/日本人/日本語はどのような意味があるのか」、そのような問いかけを参加者みんなで考えました。当日のスライドはこちらです。

 

ケルン日本文化会館は設立以来50年にわたり、ドイツ語圏の日本語教育支援に携わってきましたが、この数年は子どもの日本語教育に関わる方々や保護者の方々の声にも耳を傾け、継承語教育についてもまた大事なテーマであると捉えてきました。その延長線上に、2021年、このポータルサイト「つなぐ」がOPENしたのです。