2022年4月23日
【2022年5月14日開催】「オーストラリアで日本語を使う子どもを育てる」セミナーシリーズ第9回 ~繋生語の元こどもたちは、今~
豪州繋生語(けいしょうご*) 研究会からのお知らせです。
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「オーストラリアで日本語を使う子どもを育てる」セミナーシリーズ第9回の今回は、繋生語としての日本語に関わりながら成長した「元こどもたち」の若者4名を招待し、パネルディスカッションを行います。
繋生語の子どもたち、とひとことで言っても子どもたちの日本語への関わり方は実にさまざまです。家庭で日本語をたくさん話す子ども、あまり話さない子ども、補習校に通う子ども、通わずにスポーツを楽しむ子ども、アニメが大好きな子ども、日本語がいやになってしまった子ども。さまざまな経験を重ね大人になった「先輩」方から、当時のことや現在の思い、未来についてのお話を聞き、いま、繋生語とともに成長している子どもたちのことを一緒に考えませんか。
日時:2022年5月14日(土)
16:00 – 18:00 (AEST オーストラリア東部標準時)/8:00-10:00 (CEST 中央ヨーロッパ夏時間)
事前に登録していただければ、どなたでも参加いただけます。
★登録締切日:5月9日(月)16:00 (AEST)/8:00 (CEST)
お申込み詳細は、こちらから
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*繋生 (けいしょう) 語とは?
「繋生語」は、海外に住む日本と繋がる子どもたちのことばを表します。子どもたちが親から受け継ぐことばも含め、親や家族、友だち、社会との繋がりから生まれ、さらなる繋がりを生み、そこで新しい意味を生み出し、その繋がりを次の世代に繋げていくことばです。
これまで、移民先で親の言語を伝承していく場合「継承語」ということばが使われてきました。移民のことばを語る上で大切な役割を果たしてきたことばですが、「継承語」からさらに広がりを持たせた「繋生語」という新しいことばを提唱しています。
豪州繋生語研究会 会長
トムソン木下千尋